事例紹介

インターネット販売事業者と連携した、飲食店向けから一般消費者向けの販路開拓。

株式会社グラッド

北海道

インターネット販売事業者と連携した、飲食店向けから一般消費者向けの販路開拓。

北海道産の安全で美味しい農産物を全国に届ける

当社は、2016年から「北海道旬直」という、厳選された食材を扱うネットショッピングを提供しています。安全で本当に美味しい食べ物を地元の方はもちろん、全国に届けたいという想いから始めました。ジャガイモやタマネギ、トウモロコシ、ビーツ(カブに似ている赤い野菜)、メロンなど、広大な大地・北海道で栽培された農産物や海産物を全国にお届けしています。

コロナ禍による外出自粛の影響で、飲食店の時短営業、休業、閉店が相次ぎ、飲食店を販路として持っていた道内の生産者は、作物の在庫が滞留する事態となってしまいました。過剰な在庫を抱えると最終的には処分せざるを得ず、生産者は非常に苦しい思いをすることになります。

こうした状況を打開するため、特に状況が深刻だったジャガイモとビーツの2品目で、インターネットを通じてお客様に北海道で作られた農産物を購入していただくという新たな販路開拓に取り組みました。

SNS活用による効果的なPR活動、予定を上回る販売量を達成

SNS活用による効果的なPR活動、予定を上回る販売量を達成

新たな販路開拓のため、まずはツイッターを使って生産者が置かれている状況や美味しい食べ方などを積極的に発信することで、商品への興味を喚起。お客様に購入いただく仕組み作りを行いました。さらに当社の「北海道旬直」サイト内に特別サイトを新たに構築し、レシピを紹介する専用のページを作りました。特にビーツはあまり知られていない野菜なので、この発信は効果的だったと考えています。

最も効果的だったのがメールマガジンの配信です。「北海道旬直」のメールマガジンを月に一度配信したところ、配信当日からサイト訪問者数が急激に増え、事業期間中はリピート購入されるお客様や、口コミから購入したという新規のお客様も多数いました。

「北海道旬直」サイトに加え、北海道旬直公式Yahoo!店と北海道旬直楽天市場店のインターネットショッピングモールの計3ヵ所で販売したところ、じゃがいもは4778㎏、ビーツは5842㎏と予定を上回る量を販売することができました。多くのお客様に大変喜んでいただけたからこその成果だと感じています。

北海道農産物の価値を再認識、生産者と消費者をつないだ取組

北海道農産物の価値を再認識、生産者と消費者をつないだ取組

購入された消費者からもたくさんの声が寄せられ、販売終了後には「もう販売していないのですか」「次はいつから販売するのですか」など、嬉しい声をたくさんいただきました。事業内で送料支援を受けたことにより、商品がお求めやすい価格になったことから「栄養価の高いビーツを気軽に購入できて嬉しかった」という声も寄せられました。

あまり一般に馴染みのないビーツですが、ビーツが好きな野菜ソムリエの方に、SNSに投稿いただき反響を呼んだこともビーツ販売の拡大に繋がりました。今回の販路開拓事業の活用で多くのお客様に購入していただき、北海道のジャガイモやビーツの魅力をより広めることができたと思っています。

同時に生産者を支援できたことのみならず、生産者とお客様の距離を縮めることができたと感じています。食べていただいた方々の声が生産者に届くことで、さらに良い商品をお届けすることができると思っています。

今後の販路定着に向け、北海道室蘭市にあるショッピングモール「モルエ中島」での北海道旬直物産展の開催などを通してオフラインでアピールしていくと同時に、公式LINEの活用でお客様と密なコミュニケーションを図り、お客様一人ひとりに対して、顔が見えない中でも丁寧な接客を行っていきたいと考えています。

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