事例紹介

大手量販店にキャンペーン提案。石巻港直送の強みを生かして真ダラの品質とおいしさを訴求

株式会社布施商店

宮城県

大手量販店にキャンペーン提案。石巻港直送の強みを生かして真ダラの品質とおいしさを訴求

宮城県・石巻港から鮮度抜群の魚を全国へ出荷

石巻魚市場に水揚げされた鮮魚の一次加工と出荷をしています。創業は大正元年で、現在4代目が継いでいます。取扱い魚種のうち真ダラが売上の約 6 割を占め、主力商材の真ダラのフィーレ(三枚おろし)は、大手量販店の鮮魚売場向けに切り身の原料として販売しています。石巻市場の売買参加券を所有する当社では、産地に水揚げされた新鮮な魚を買付け、市場から約1分の自社工場で鮮度を保った状態で加工し、包丁による手さばきで品質保持を徹底しています。真ダラのフィーレは大手小売業者との直接取引で、抜群の鮮度と品質で店舗に納品することができます。

コロナの影響で、真ダラを含む多くの魚種で飲食店の需要が減り、小売販売価格が下がって漁業生産者の収入が減少しています。そこで取引実績のある株式会社イトーヨーカ堂への新たな取組として、産地と品質を前面に押し出した真ダラの販促キャンペーンを事業として申請。量販店での販売は過度な安売り競争に陥りがちですが、本事業では品質をPRし、質の高い食品を求めるリピーター顧客を創出していくことを目指しました。

キャンペーンに活気を、鮮度が伝わる販促物を企画制作

キャンペーンに活気を、鮮度が伝わる販促物を企画制作

石巻魚市場に水揚げされる水産物は、親潮と黒潮がぶつかる潮目が漁場です。そこで漁獲される真ダラは、丸々と大きく旨味が強いことが特徴です。取引先である株式会社イトーヨーカ堂に石巻港の真ダラの品質を訴求するキャンぺーンを提案し、関東エリアの102店舗で実施しました。

販売する真ダラは通常であれば飲食店に卸す高級品です。石巻港の真ダラの水揚げは1月から6月で、鍋材料として冬に需要が伸びる一方、春から初夏の売上は落ち込みます。この期間を買い支えてもらうために、安売りするのではなく品質の良さを前面に押し出し、素材のおいしさがわかる鮮魚の切り身で提供しました。

また、販促物のシールとPOPも作成。シールには「石巻港直送」を打ち出し、POPでは「ムニエルやフライでおいしい」と、食べ方のアドバイスを書くことで消費者が手に取りやすいよう工夫を凝らしました。バイヤーのアドバイスで手描きしたPOPは、売場担当者にも好評で大々的に展開していただきました。きれいにパッキングされ鮮度感のあるピンク色で店頭に並び、消費者に品質のよさが伝わったと思います。売れ行きは好調で予定納品数量(105,000kg)を達成する見込みです。

地元に生きる会社として、水産業で地域社会を盛り上げる

地元に生きる会社として、水産業で地域社会を盛り上げる

今回、初めて自社から大手量販店にキャンペーンを提案して、産地の港まで限定したPRの方法に手応えを感じました。石巻市の水産加工会社として石巻の漁師を応援する気持ちは強く、今回の事業で消費者にその水産物のよさを伝えることができてよかったです。ただ、短期間の販促活動で「石巻港の真ダラは抜群に品質がよくおいしい」と浸透させることは難しいので、事業終了後も販促シールなどを継続しながら石巻港直送の真ダラの品質訴求をしていきます。また、来年も同様のキャンペーンを打ちたいと考えています。

石巻市は人口が減少し続けていますが、このまちを衰退させないために地域を盛り上げる活動に積極的に取り組んでいこうと、経営理念にも地域社会への貢献を掲げています。これからも石巻の地域産業の核である水産業で石巻を盛り上げていきます。

TOP

申請マイページは 24日(月)
よりご登録いただけます。

閉じる